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長楽庵

但馬の国  射添の郷  川会山長楽寺
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悉曇傳幢会 杭州悉曇伝道紀行(2)

2018/07/24(Tue)08:33

西湖畔南山路の会場周辺

 今回会場となった杭州西湖周辺は世界遺産にも指定された観光都市であり、中国文化が円熟した南宋時代の古都でもある。風光明媚な西湖は干潟を造成して作られた湖で、湖の北側に浮かぶ孤山には清朝末に創建され幾多の文人等を輩出してきた西冷印社があり、湖を縦断するように築かれた白提は石橋によって湖畔と結ばれ独特の景色を成している。この白提は唐代にこの地の治水を行った白居易(白楽天)に因んで名付けられたという。江戸時代以前、日本の学者や知識人達はこのような風景の描かれた絵画を見て憧憬の念を抱いていたことであろう。

西湖の白提を望む


 今春慈雲尊者生誕三百年を記念して大阪府立近つ飛鳥博物館で「慈雲尊者と高貴寺展」が開催された。そこに出品されていた畳峰法護宛の書簡(高貴寺蔵)には、西湖と白堤の景色が描かれた箋紙に余白を埋め尽くすようにして尊者の筆跡が認められていた。月満師は展示されていたこの書簡を見て不思議な因縁を感じ、今回の梵字書法展を何としても成功させたいとの決意を新たにしたと云う。


杭州の古刹・霊隠寺を参拝

 二十七日には杭州随一の古刹である霊隠寺に参拝した。中国禅宗五山十刹の一つで、山の斜面に壮大な殿堂の数々が立ち並んだ大伽藍である。参拝者も多く生き生きとした信仰の息吹が感じられる。またここは弘法大師が福州に流れ着き長安に到る途中に参拝したと云われる聖跡でもあり、日中友好三十年を記念して建てられたという空海大師像の前で御法楽を捧げた。

霊隠寺の空海大師像


 二十七日午後より杭州仏学院にて松本大和上による梵字書道の特別授業が行われた。これもまた今回の大きな目的のひとつである。普段より仏学院の生徒にとって書道は必須の科目であり毛筆を扱うことは手慣れた業であるが、書法として梵字を学ぶという機会は全く無かったようである。初めての体験に戸惑っているように見受けられる。しかしながら書籍等は比較的自由に手に入るのであろうか、日本の参考書を持参し見よう見まねで練習してくる生徒もいた。また学院生ではないが情報を聞いて遠方より受講に駆けつけたという面々もあり、関心の高さが伺える。

杭州仏学院

特別講義を行う松本和上

杭州仏学院の学生達と共に

つづく→

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