長楽庵

今年の涅槃会之会は少し時期が遅くなりましたが、京都の千本釈迦堂にて修行させて頂きました。

「千本の釈迦念仏」は徒然草にも登場してつとに有名ですが、この大報恩寺は元々は奥州平泉の系統である義空上人の開基であり天台宗の寺であったものが、江戸時代に幕府の施策によって真言宗（智山派）に改宗されたとのことです。御住職の話によれば兼好法師の耳にされた念仏は大原声明千本式といわれるものでこちらには残っておらず、改宗以降は智積院の式によって遺教経会が行われているとのことでした。またこのお寺は代々智積院能化の隠居寺でもあり、先々々代住職の瑜伽教如師により新義版の四座講式が刊行された所でもあります。

今年は明恵上人が四座講式を著し高山寺で涅槃会を行われてからちょうど八百年とのことで、特に新井弘順先生の発願により四座講を行いました。当会で四座講を行ったのは第一回目の高山寺以来で、朝9時に入堂して夕方まで8時間に及ぶ長座となりました。また今回の会所については、添野智譲先生が本年度の御修法大行事をお勤めになった砌りに事務局の菊入僧正との御縁があり、来させて頂けることとなりました。有り難いことです。

午後から行われたライブイベントより。初登場のゲバラバンドのステージ。

映像はドラムスの八田さんに編集アップロードして頂いたものを紹介させていただきます。

ゲバラバンド

武信げばら(as) 金山晃久（bs,ts,ss) 瀧泰幸(g) 櫻井重久(pf) ｗａｋａｍｅ(b) 八田史郎(ds)　特別ゲスト：住職(tb)

      　                

  
 
 
   
 

             

高野山参り第二団は28日出発、伽藍諸堂と奥之院萬燈会に参拝しました。
29日は高野山開創の歴史を辿って特別展開催中の霊宝館と天野大社にお詣りしました。

高野山参り先発の第一団は26日の早朝より出発して奥之院を参拝。
27日に本尊御開帳中の金堂で行われる但馬支所下寺院による慶讃法会に参加しました。
同時に根本大塔では但馬地方本部による御詠歌の奉詠舞大会も開催されました。

4月2日より高野山開創1200年記念大法会が始まりました。高野山内では5月21日までの50日間、毎日三座の法会がお勤めされます。

住職は早速ながら4月9日午前9時の金堂の法会に出仕して参りました。
香住大乗寺の長谷部上人を御導師とし、兵庫県下寺院の僧侶約40名と御詠歌・舞踊・献花・献茶等の僧俗35名余にて盛大に営まれました。



長楽寺では4月26〜27日と28〜29日の2回、バスにてお参り致します。