讃岐の金毘羅大権現松尾寺に御祝いの席に参列してきました。
「こんぴら船々」で有名な金比羅さまですが、元々は象頭山松尾寺というお寺でした。金毘羅(クンビーラ)とは元々インドの神様が仏教の守護神として日本に伝わったもので、こちらの金毘羅さまは役行者の感得といわれています。また薬師如来の眷属(十二神将)の筆頭として宮比羅(クビラ)大将という名でも知られています。
本来は仏の心を持っていながら神様の姿を仮りて此の世に現れたものを権現様と呼びます。(この権現という言葉をインドの原語でアバターと云うそうです。)
つまりは御本尊の手足となって実際に我々を守って下さるのが権現様であり、この山では仏様(本尊)と神様(権現)と人間(僧俗)がそれぞれ役割分担しながら一体となって信仰されてきたのですが、明治政府の国策によって神仏分離され、本尊・権現ともども山麓門前の別境内地に移転されたのが現在の松尾寺です。(本来の境内地は神社となって琴平(琴比羅)宮と呼ばれていますが、これはただの当て字でしょうか?)
金比羅詣りの際には必ずお立ち寄り下さい。御本尊はこちらにおわします。


PR